ブログ 沖縄だよ、おっかさん 三日目

ようこそのご閲覧でございます。

海よ、宇宙よ、神よ、命よ、このまま永久に夕凪を~

はいさい!真哉シンサイ君です。(∩´∀`)∩

 

シリーズ最終日、三日目の沖縄旅行譚

お届けいたします。

 

三日目、平和学習最後の日は、基地問題に関するお話であった。

まずは普天間基地を一望できる展望台にやってきた。

NEWSでおなじみのオスプレイも肉眼で確認できた。

住居や公園がある生活圏ギリギリまで滑走路があり(※)、

騒音と隣り合わせの生活の現実を目の当たりにした。

(※)

ある人の話では、もともと住んでいた土地に基地がやってきて立ち退かされた。

基地内に家の墓が遺されたままであり、米軍の許可がないと墓参りもできない。

基地ができてから墓参りに行くのに一切許可が下りていない家もあるのだとか。。

 

そんな話を聞きながら基地の周りに沿うように作られた道路を通り、

普天間基地の側にある佐喜真美術館へ移動 🚗三

 

戦争の悲惨さを訴える反戦の作品がかざられている美術館だ。

壁一面の大きな作品を見ながら解説をして下さる佐喜眞館長にお会いしてお話を伺った。

 

美術館の2Fにある展望スペースから普天間基地を眺めつつ、館長の息子さんが言われた。

 

「ここは元々普天間に奪われた土地だった。美術館(教育機関)を建てるという理由で何とか取り戻せた。

でも、もっとよく見てください。今の基地に必要ない余裕のある森林部分がたくさんあるでしょ?

悔しくて仕方がありません。使っていない土地はすぐに我々に返してくれ。そう願い、憤ってます」

 

と。

 

その語、車を走らせながら、嘉手納基地を横目に、軍港予定地を通り、

辺野古移設予定地での座り込み抗議も見させてもらった。

 

海を埋め立てて米軍基地を作っている、海にもたらす影響は半端ない。

すぐ近くにはジュゴンがやってくる海域がある。🦭🐚🪸

ジャングルのような草をかき分けると、きれいな海が見えてくる。

何とか止めることはできないのか。住民の方々の気持ちを考えると胸が痛い光景である。

 

お昼は道で見つけた定食屋さんに。

そして、最後に日本軍の滑走路をそのまま使った国道を見ながら空港に向かう。

基地の出入り口が鳥居になっているところにもよった。

わざわざ必要のない場所に、おしゃれか何か軽い気持ちでつくられているその鳥居は

日本で一番サムい場所だった。そんな思いを最後に、福岡へと帰るのであった。

 

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私の中で、父のある言葉が心の中に居座っている。

「歴史的な事件や事故・出来事が起きた場所に行く機会があるならその機会を逃すな。

そこでしか感じることのできない空気がある。そこでしか感じられない想いや念がある」と。

 

私達は、テレビや新聞・ネットの情報で世界や社会情勢を知ることができる。

しかし、そこで得られるものはごく限られたもので、自分の思想とは必ずしもつながるものではない。

だからこそ、自分の五感で体験していかなければ真実は分からないのだ。

この度、参加させていただいたことで、遠くにあった出来事が近くになった。

日本で起きたことなのに多くの日本人は「戦争と平和」という話になると煙たがる、話したがらない、

そんな印象を受ける。

 

実際、沖縄の友人でさえ「ニュースを見ない、知らない、考えるのを避けてきた」と回答するほどだ。

戦争を体験してきた方が減っていくことで、声に出す人が減ることで、望まない争いを生み出していくのだろうと思う。

戦争を知らない世代が、どれだけ学び、そこで得たもの、感じたものを伝え広げていくか。

今後も意識を高めあうということが必要なのだろうと思う。

 

報告終わり!(´・_・`)