ブログ さて、お盆参りが始まりましたが、みんなやってる?

皆さん、ようこそのお参りでございます。長距離バスの二人掛けは、

細めの人だと座らせることができる真哉シンサイ君です。(∩´∀`)∩

 

さて、お盆が始まりました。

え?盆参り中だってのに暇そうにブログ更新してんなぁって?

あぁ、そうだよ!コロナが流行ってから、盆参りお願いしてくる件数減ってるよ!

 

みんな自分の命のルーツとかたどってる?

先に亡くなられた人たちに手ぇ合わせてる?

盆休み、今年長期休暇だ!わーい!とか思ってない?

|:3ミ

 

昔、あるご門徒さんから「子供の頃から、学校や両親から「感謝しなさい」と教えられてきたけど、

なかなか感謝するってむずかしいです。」と言われたことがあります。

どうしたら感謝できるのか分からない人に感謝しろと言っても、できない自分はダメなんだと思って、落ち込みます。

仏教をひらいたお釈迦さんはこれについて、知恩(ちおん)、感恩(かんおん)、報恩(ほうおん)の三つを教えられています。

 

◎知恩

自分が支えられていることに気が付くことです。

自分がいろいろな人や物に支えられていることを知れば、「ありがたいな」「うれしいな」という感謝の心がわいてきます。

感謝ができないのは、そもそも自分が受けている「おかげ」を知らないからです。

 

◎感恩

周りから支えられていることを知れば、「ありがたいな」という感謝の気持ちがでてくることでしょう。

これが、感恩。「一人で生きてきたのではなくいろん方とのつながりが大きく大切なものになってくることでしょう」

どんなに財産や名誉がなくても、感恩の心のある人は、暖かな心をずっと持ち続けることができるでしょう。

 

◎報恩

ありがたいなという感謝の気持ちになると、「自分を支えてくれる人のために頑張ろう」という気持ちが生まれませんか?

これが報恩です。

 

知恩→感恩、感恩→報恩とつながっていくのです。

 

ご先祖のみなさんやを先に亡くなられた方々を想いつつ、皆でお仏壇の前で手を合わせ、報恩感謝のお念仏を申す。というのが

浄土真宗のお盆の過ごし方であります。

 

いろんな方とのつながりを改めて感じてください。そして、ご家族や身内の方と話して、いろんな思い出話や、自分の知らないエピソードを聞き、

私を取り巻くいのち一つ一つが私を作りあげてきたのだと確認する機会にしてもらいたく思います。

 

昨今、家族の仲や家庭環境の問題でたくさんの人たちが悩み苦しむことが増えてまいりました。

仏を「親」とたとえ、私達を「子」とたとえ、「親子関係」のように我々を見捨てない存在だとたとえることも

人によっては「苦痛」でしかなく、今では難しくなってきました。

 

「ご先祖」のつながりの前に「親子」のつながりを見直さねばならない時代になってしまっているのは、

大変悲しいことではありますが、私たちはそれを見過ごしたり見逃してはいけないのです。

 

お盆をお盆として、本当の意味で過ごすためには皆さん一人一人が「家族の在り方」を考えていく必要があるのではないでしょうか。